令和7年度 表現・ダンスセミナー開催いたしました
令和7年7月31日(木)、高松市総合体育館にて開催いたしました。講師には、プロダンサーで埼玉大学非常勤講師も勤められている赤堀文也先生(ダンサーネーム・Hal)をお招きしました。
初めに、Hal先生よりブレイキンの概要や歴史についてご講義いただきました。ブレイキンが誕生した背景やカルチャーに触れることで、動きに込められた意味や精神を理解することができました。そして、Hal先生とアシスタントのモカ先生による実演を通して、ブレイキンならではの表現や技術を目の当たりにすることができました。ダンスを目で見て体感することで、言葉では伝えきれないリズムや躍動感を学ぶ貴重な機会となりました。さらに、午前中は(中学校・高校・大学・一般対象)教育現場で活用できる動きについても丁寧に教えていただき、実際に身体を動かしながら学ぶことができました。また、午後からは(未就学施設・小学校対象)子供たちが仲間と協力しながら楽しめるような、比較的やさしく取り組めるブレイキンの動きをご紹介いただきました。基本的なステップやリズムの取り方を学び、実際に踊ることで、楽しみながら表現する喜びを体感することができました。
参加者の表情や動き、そして聞こえてくる歓声から満足感を得ることができたことを感じられる、実りあるセミナーとなりました。
参加された方の感想
【中学校・高校・大学・一般】
〇専門的な内容を学校活動に取り入れやすいようにしていただいてよかった。
〇ダンスの中でもあまり触れたことのない、ブレイキンというジャンルに触れることができた。
〇授業でも活かせる内容であったため、生徒にも新たなジャンルに触れる機会を作りたいと感じた。
〇講習会前はブレイキンと聞き、ついていけるかと心配でしたが、先生の指導の順番や言葉かけなどとても分かりやすく、楽しく受講できた。
〇ダンスの成り立ち、背景を知ることで1個1個の動作への理解が深まった。先生やアシスタントの方の言葉かけがとてもお上手でやる気がどんどん上がった。
〇基本的なかっこいい技から入ることで、スポーツの要素が強まってどうやって体を動かせばいいんだろう、と頭や体を使うと思いきや、基本のステップを元に自分の殻を破ってどんな自己表現をするかを自由に考える芸術的な部分も学習することができた。
【子ども園・保育所・幼稚園・小学校】
〇指導者の具体的な声掛け次第で、子どもの動きが変わることを実感した。動きを教えるには、体のどこをどのように動かすかイメージさせるのが大切だということも分かった。声掛けと子どもの動きがつながった時、子どもは成功体験を味わえて、もっと挑戦したい!と思える。ブレイキンだけでなく、さまざまな体育場面でハルさんから教わった声かけの技を使っていきたい。
〇ブレイキンは子供たちにとって難しいと感じていたが、幼児にもできる動きがたくさんあると知れた。レベルを合わせてくださった内容で自分が体験するのにも、子供たちに指導するのにもよかった。
〇初めてブレイキンだったが、とても楽しめた。表現の幅が広がった。子供と一緒に楽しみたい。
〇今日セミナーを受けていなければ、絶対にやることがないような動きができて、楽しかった。モカさんが、「いいですね!」「まずはやってみましょう!」と声をかけてくれて、なかなか動かなかった体がだんだん動いてくるようになった。また、ペアを変えて踊るときに、ペアの方のテンションの上がり方を見て、自分もテンションが上がったのを感じた。一人で踊るより、誰かと踊った方が楽しいってこういうことだなと思った。小学校教員が、中・高の先生方とセミナーを受けて、小学校から中学校へのつながりも考えて、授業をしたいなと思えた。
〇オリンピックにも導入された種目で興味があった。振り付けや教え方がよく分かった。スモールステップで教えてくださり、ダンスが苦手な私も楽しく取り組むことができた。




